【一体改革】一体改革大綱を閣議決定/政府
政府は2月17日、社会保障・税一体改革大綱を閣議決定した。1月にまとめた素案と同じ内容。野田佳彦首相は閣議で、社会保障と税制改革関係法案の提出に向けて作業を進め、引き続き与野党協議を呼び掛けると発言。一体改革と合わせて行政改革や政治改革、経済再生にも一体的に取り組むこと、引き続き政府与党が一丸となって一体改革の実現に全力を挙げることについても言及した。
野田佳彦首相は一体改革に関する国民向けのビデオメッセージをネット上で発表。社会保障費の伸びに言及し「働き盛りの保険料を中心に考える時代はもう無理」と述べた。なおかつ将来世代の借金を増やすべきではないとの考えを示し「今を生きる世代が広く薄く負担分かち合う消費税を導入して、社会保障を支える安定財源にしなければいけない」と訴えた。(2/20MEDIFAXより)