【ワクチン】HPVワクチン、1200の自治体が全額助成/専門家団体調査
全国で約1200の自治体がHPVワクチンの接種を全額公費助成していることが、民間団体「子宮頸がん征圧をめざす専門家会議」が実施したアンケート調査で明らかになった。10月19日、同団体が東京都内でシンポジウムを開き、調査結果を初めて公表した。
アンケートは、2012年の6−8月に全国1738自治体を対象に実施し、1354の自治体から回答を得た(有効回収率77.9%)。HPVワクチンの接種を全額公費助成している自治体は1197自治体(86.0%)で、個人負担がある自治体は157自治体(11.6%)だった。
個人負担の金額は「1000−2000円未満」が63.7%、「4000−5000円未満」が7.6%、「5000−6000円未満」が11.5%だった。
接種率が80%以上の自治体では、96.4%がワクチンの接種を全額公費助成しており、全額公費助成が高い接種率につながっていた。
未接種者に接種勧奨を実施した自治体は758自治体(56.0%)で、勧奨手段はハガキや封書による働き掛けが最も多かった。(10/22MEDIFAXより)