【ワクチン】ワクチン接種と突然死/厚労省が疫学調査開始
厚生労働省医薬食品局はワクチン接種と乳幼児の突然死に関する疫学調査を開始する。医療機関から原因不明で突然死した乳幼児の症例を収集し、性別・年齢(月齢)が同じ乳幼児の対照例と比較してワクチン接種歴などに差があるか検証する。すでに海外では同様な疫学調査が実施されているが、これまで日本ではなかった。調査は国立感染症研究所が中心となって実施し、12月中にも開始する見通し。
医薬食品局によると、調査結果の分析には症例数を最低でも300例は収集する必要があるという。ただ、乳幼児の突然死は年間150例ほどと少なく、そのため同省は11月29日付で日本小児科学会と日本小児救急医学会に調査協力を求める依頼書を発出した。
医薬食品局は新たに検討会を設置し、調査の進捗状況などを評価する。2013年1月にも検討会を立ち上げ、初会合を開く予定だ。(12/3MEDIFAXより)