【マニフェスト】医療・介護データベースを公開/新党改革、公約集
舛添要一元厚生労働相が代表を務める新党改革は11月27日、衆院選の公約集となる「約束2012」を発表した。社会保障の充実を図る「ますぞえプラン」を実践し、医師・看護師不足の解消や、救急医療・周産期医療体制の整備と充実に取り組むと訴えた。認知症対策や、がん撲滅のほか、医療・介護関連のデータベース公開を政治主導で実現することも打ち出している。
介護士の努力を正しく評価する仕組みを導入し、待遇改善やキャリアパスの充実を図ることも記載した。高齢者向け住宅の供給数を増やし、入居希望者の要望を満たすことにも取り組む。生活障害を含めた認知症の早期発見と早期アプローチができる仕組みづくりも進める。がん撲滅に向けた研究開発には全力を傾けると強調した。
医療・介護の質向上やサービス料の納得感と透明性を高めるため、医療・介護関連データベースを公開・連結することも盛り込んだ。「既存勢力の反対」があっても、政治主導で実現すると掲げた。消費税率は「2020年頃には10%以上にしないと財政が立ちゆかない」としながら、今の経済状況下では引き上げるべきではないという立場だ。
環太平洋連携協定(TPP)については、国益を十分に守ることを前提に交渉参加を慎重に検討するとした。(11/29MEDIFAXより)