【データ】交通事故への健保使用率は2割/日医委員会が調査
日本医師会の労災・自賠責委員会はこのほど、会長諮問「地域医療再生における労災保険、自賠責保険の役割」に対する答申をまとめた。交通事故診療での健康保険使用率を調査した結果、全体の使用率は19.9%に上った。損害保険料率算出機構は2009年度の利用率を10.7%としており、大きな差が出た。2月8日の定例会見で藤川謙二常任理事が報告した。
調査は交通事故の患者をよく扱う医療機関3254施設に都道府県医師会を通じて依頼した。10年12月から11年2月までの患者を対象とした。回答があったのは1655施設。健康保険使用率を医療機関種別で見ると、病院全体で23.6%、診療所で10.8%となった。病院では国公立が31.3%、その他の病院が18.5%で、国公立病院で高かった。(2/9MEDIFAXより)