「関連サービス」強化、特別枠で55億円/経産省・概算要求  PDF

「関連サービス」強化、特別枠で55億円/経産省・概算要求

 経済産業省は8月30日、2011年度予算の概算要求を公表した。政府の新成長戦略が成長分野に位置付ける医療・介護・健康関連産業を重点分野の1つに掲げ、関連サービスの基盤強化に特別枠で計55億円を新規に要求した。

 関連サービスの基盤強化では、全国どこからでも自分の医療・健康情報を電子的に管理・活用する「どこでもMY病院」構想の具体化に向けて15億円を要求。情報の標準化や取り扱いルールの策定などを行う。国際医療交流の推進に向けた環境整備には10億円を求めたほか、課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院と企業の連携支援に30億円を要望した。

 関連技術の研究・開発予算も増額を求めた。がんの超早期診断・治療機器の研究開発プロジェクトには、10年度当初比8.6億円増の20.8億円を要求。生活支援ロボットの実用化に向けたプロジェクトには同3.6億円増となる18.9億円を計上した。(8/31MEDIFAXより)

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