「自殺対策は最重要課題の1つ」/厚労省PTで長妻厚労相  PDF

「自殺対策は最重要課題の1つ」/厚労省PTで長妻厚労相

 厚生労働省の自殺・うつ病等対策プロジェクトチームは2月23日、2回目の会合を開き、有識者からヒアリングを行った。出席した長妻昭厚生労働相は「鳩山由紀夫首相とも自殺対策について話をした。鳩山内閣の下で、多くの方々に生きる希望を持ってもらえる施策を打ち立てることが、本当の命を守る政治につながる。最重要課題の1つだ」とした上で、「精神疾患は患者数が増えており、重要疾患の1つとして位置付け、国を挙げて取り組む時期がきている」とした。

 ヒアリングでは▽精神疾患治療中の人の治療について▽自殺率が低下した英国での対策▽精神医療の体制▽ケースワーク機能の充実─などの発表があった。また、「アウトリーチ」(支援者の方から直接出向く援助)の必要性が発表者の共通認識として指摘された。さらに、統合失調症が自殺の背景になっている場合もあり、対策が必要との意見もあった。(2/24MEDIFAXより)

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