「耐震安全性に問題なし」/島根原発のプルサーマル
中国電力島根原発2号機のプルサーマル計画について、経済産業省原子力安全・保安院は12月26日、地元の松江市から出ていた質問書に対し「耐震安全性に問題はない」とする回答書を松江市長に手渡した。
国の原子力安全委員会や中国電力も同日、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX) 燃料の扱いなどについて市に回答。これを受けて市は2009年春までに、計画受け入れの可否について意見表明する見通し。
中国電力は10年までの実施を目指している。08年3月には周辺断層で地震が起きても原子炉の安全が保たれるとの評価報告を国に提出。国は12月、評価は妥当との審査結果をまとめた。
松江市は06年10月、計画の安全審査入りの際に国や中国電力に質問書を提出していた。【共同】