「緑の雇用」2000万人に/ILOなどが報告書

「緑の雇用」2000万人に/ILOなどが報告書

 国際労働機関(ILO) と国連環境計画(UNEP) などは9月24日、地球温暖化に対応する再生可能エネルギーの開発で生み出される雇用が2030年までに少なくとも2000万人に達するとの報告書を共同でまとめた。バイオ燃料や風力、太陽光発電などの市場成長の規模を予想した上で「グリーンジョブ(緑の雇用)」と呼ばれる仕事がどれだけ増えるかを推計した。

 報告書によると、06年時点には水力や地熱発電などを含めた再生可能エネルギー分野で約230万人が雇用されていた。今後はバイオ燃料が1200万人、太陽光発電が630万人に特に拡大すると予想。未推計の太陽熱エネルギー分野を含めると、さらに増える見通しだという。【ジュネーブ9月25日共同】

ページの先頭へ