「社会保障諮問会議」を設置へ/政府・有識者検討会の報告書案
政府・与党社会保障改革検討本部(本部長=菅直人首相)が設置した「社会保障改革に関する有識者検討会」(座長=宮本太郎・北海道大大学院教授)は12月8日、最終会合を開き、与野党・有識者による会議体「社会保障諮問会議(仮称)」の設置などを盛り込んだ報告書案について意見交換した。案に一部修正を加えた上で報告書を取りまとめ、近く検討本部に提出する。
有識者検討会がこれまで提案してきた「円卓会議」について報告書案は、与野党議員と有識者によって構成する常設の会議体を社会保障諮問会議として設置する方向性を示した。非公開で行われたこの日の会合について、事務局の内閣官房社会保障改革担当室は、与野党協議の場を早急に設けるためにも諮問会議の設置時期を報告書に明示すべきとの意見が出たとした。ただ、報告書では具体的な日程は示さず、できるだけ速やかに日程調整したいと説明した。(12/9MEDIFAXより)