「社会保障版の解釈改憲」許すな 社保協総会で二宮氏が訴え  PDF

「社会保障版の解釈改憲」許すな 社保協総会で二宮氏が訴え

 京都社会保障推進協議会の第35回総会が9月19日に開催された。総会に先立って講演した二宮厚美神戸大学名誉教授は、政府の社会保障制度改革国民会議の報告書について、憲法25条をないがしろにする「社会保障版の解釈改憲」と批判。9条と25条の憲法体制にあらためて立ち返る必要性を訴えた。

 講演を受けて総会は、「憲法25条をいかす運動を京都全体に広げよう」を掲げ、社会保障制度改革推進法で進められる改悪を許さず、社会保障の拡充を求める運動の取り組みを進める方針を採択。10月10日には円山野外音楽堂で消費税増税反対、社会保障の一体改革反対を訴えて府民集会を開催するなど、秋からの運動提起が承認された。

新議長に渡邉賢治氏

 総会では、新議長に渡邉賢治協会副理事長が選出され、前議長の津田光夫氏は顧問に就任した。

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