「社会保障基本法」立法化を求める会HPを開設

「社会保障基本法」立法化を求める会HPを開設

賛同署名をHPからも受付

「社会保障基本法」立法化を求める会HPの画面より
「社会保障基本法」立法化を求める会HPの画面より
URL:http://whats-social-security.com/
※IE7xなら「http://社会保障基本法.com」でご覧になれます。

 「社会保障基本法」立法化を求める会は7月7日、ホームページ(HP)の運用を正式に開始した。同会は、協会が提案している社会保障基本法(案)を基に、08年1月に京都ゆかりの文化人の方々9人をよびかけ人に、日本に暮らすすべての人々にとって「社会保障を受けることはあたりまえ」と言える日本にしようと発足。3月には、よびかけ人の連名で全国の団体・個人に対し賛同依頼書を送付し、6月末日現在33人の賛同を得ている(賛同署名はHPからも受付け)。

 この度、立法化運動をより一層推進するとともに、日本の社会保障を取り巻く様々な状況について情報発信を行っていくことを目的にHPを設置した。

 HPは動画をメインに構成。見やすく分かりやすいHPになるよう心がけた。

 動画第一弾として、社会保障基本法研究会のメンバーで都留文科大学の後藤道夫教授へのロングインタビュー「いまなぜ『社会保障基本法』なのか」をアップ。なぜこれほどまでに雇用が破壊され、それを支えるための社会保障も機能不全に陥ってしまったのかについての解説とともに、それに対抗するための社会保障基本法立法化の意義について語っていただいた。

 動画第二弾としては、よびかけ人の方々からの賛同メッセージを掲載。現在、大谷實氏(学校法人同志社総長)、木津川計氏(「上方芸能」代表・発行人、和歌山大学客員教授)、竹下義樹氏(全国生活保護裁判連絡会事務局長)、関浩理事長のメッセージをアップしている。残りのよびかけ人のインタビューも順次追加したい。

 また、憲法25条と13条が社会保障基本法案の理念となっていることから、人間の尊厳やその人らしく生きるといった視点から、雇用や社会問題、社会保障のあり方の今を知らせるコンテンツとして「フォーラム2513」を併設。ブログ形式で、最新の動向や様々な取り組みについて随時報告していく。

 協会は今秋(11月9日を予定)、社会保障をテーマに府民対象の集いを企画中であり、その成功に向けても積極的にタイアップして情報提供を行う。

【京都保険医新聞第2647号_2008年7月14日_1面】

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