「研修期間1年」厚労・文科相に提出/自民・臨床研修議連
自民党の「医師臨床研修制度を考える会」の森喜朗会長(元首相)らは2月10日、舛添要一厚生労働相と塩谷立文部科学相をそれぞれ訪ね、臨床研修制度の見直しについてまとめた提言を提出した。両大臣は「提言をしっかり受け止め、施策に反映させたい」と述べた。
提言では、地域医療の崩壊を食い止めるため、当面の策として、基本的診療科の研修を1年間とし、それぞれのキャリアに応じた専門的研修を早期に開始できるよう改める方針を明示。将来的な方向性として医師法などを改正し、「研修期間を2年から1年にする」と踏み込んだ。
舛添厚労相は、提言を受けて「単純に2年を1年にすることが良いかどうかも議論がある。われわれでも検討会で専門家から意見をいただき、良い形で医療を変えなければいけないと思っている。先生方には財政的な面も含めてご支援を賜りたい」と応じた。(2/13MEDIFAXより)