「日本再生の基本戦略」を閣議決定/政府戦略会議
政府・国家戦略会議(議長=野田佳彦首相)は12月22日、「日本再生の基本戦略」をまとめ、12月24日に基本戦略を閣議決定した。基本戦略は、社会保障・税一体改革を具体化し、関連法案を2012年の通常国会に提出する方針などを盛り込んでいる。
●被災地で「東北メディカル・バンク計画」
基本戦略には以下のような施策を盛り込んだ。
【被災地で新成長戦略を先進的に取り組む主な施策】
○東北大を中心とした東北地区の研究活動と連携した地域的な医療健康情報の蓄積・共有・活用(東北メディカル・メガバンク計画)
○革新的な医薬品・医療機器等の開発推進
【新成長戦略に絡み、各分野で当面、重点的に取り組む施策】
○ポイント制の早期実施による高度人材の受け入れ推進
○経済連携協定(EPA)に基づく看護師・介護福祉士候補者受け入れの仕組みの改善
○世界レベルの医薬・医療技術のインフラ整備
○次世代医療で世界をリードする体制づくり
○創薬・医療機器開発等で「世界をリードする日本」を実現する戦略の策定
○(総合科学技術会議改組後の)「科学技術イノベーション戦略本部(仮称)」の設立
○産学官連携による「死の谷」の克服や地域の産学官共同研究開発の推進
○行政刷新の取り組みと連携した規制改革の一層の推進(12/26MEDIFAXより)