「定額上乗せ案」に断固反対/厚労省案受け保団連
高額療養費の見直しと、その財源を確保するための「定額負担」導入を盛り込んだ厚生労働省の医療・介護分野の改革案を受け、保団連は5月23日「国民の受療権を制限する厚労省の定額上乗せ案に断固反対する」との談話を発表した。
談話では「原則3割という窓口負担の高さは先進諸国でも際立っており、経済的理由で受診抑制を引き起こしていることは保団連や民間シンクタンクの調査でも明らかになっている」と主張。患者負担を増やすことについて「さらに受診が抑制され、重篤化させかねない」と訴えた。「定額負担案」については「疾病の自己責任と受益者負担主義を強める」とし「断じて容認できない」とした。(5/24MEDIFAXより)