「医療・介護の連携、見直す」/同時改定へ長妻厚労相
長妻昭厚生労働相は6月22日の閣議後の会見で、2012年度の診療報酬・介護報酬同時改定について「介護と医療の連携というところについて十分でないところもあると思う」と述べ、今後、議論が具体化する「少子高齢社会の日本モデル」などを踏まえて検討する考えを示した。
総額で0.19%プラスとなった10年度診療報酬改定については「かなりメリハリを付けている。病院を訪ねてみると、かなり改善したという病院もかなりあると認識している」と述べた。
この日の閣僚懇談会で消費税率の引き上げについても言及したことを明らかにし「社会保障の姿を国民にきちんと提示しなければならない。そのために厚生労働省としては、20年の『少子高齢社会の日本モデル』を明示すべく取り組んでいくと申し上げた」とした。「日本モデル」の具体化のプロセスについては「一義的には厚労省でスタートさせていく」としたが「しかるべき時期に官邸とも連携して大掛かりな枠組みでの議論に移行することも考えられる」と、官邸主導による議論にも含みを残した。(6/23MEDIFAXより)