「初再診料など」診療所医療費の21%/厚労情省まとめ、病院医療費では3%勢
厚生労働省は1月14日の中医協・診療報酬基本問ト題小委員会で、2007年度社会医療診療行為別調査をピ基に初・再診料など基本診療料の現状を示した。初・ッ再診料と外来管理加算、外来診療料の合計が医科総ク医療費に占める割合は9.5%。病院での割合は3.0%スだったのに対し、診療所では21.0%に上った。
病院医療費に占める初・再診料などの割合は、病床規模が小さくなるに従って低くなる傾向が顕著で、49床未満で最も高い7.4%に対し、500床以上では最低の2.1%だった。診療所の診療科別医療費に占める割合は、皮膚科、耳鼻咽喉科、整形外科、小児科で高い傾向が見られ、特に皮膚科、耳鼻咽喉科、小児科では初診料の占める割合が高かった。
入院外医療費に占める基本診療料の割合を患者の年齢別に分析すると、年齢が高くなるにつれて割合が低くなっていた。特に若い世代では初診料の割合が高く、年齢に応じて再診料や外来管理加算の割合が高くなっていた。
初診料算定回数の多い疾患は、急性気管支炎および急性細気管支炎(1カ月当たり173万8000回)、皮膚炎および湿疹(165万3000回)、急性咽頭炎および急性扁桃炎(98万回)が上位。65歳以上に限ると、白内障(20万9000回)や脊椎障害(18万4000回)も上位に入った。再診料算定回数の多い疾患は高血圧性疾患(1630万回)、脊椎障害(510万回)、糖尿病(420万回)が上位を占め、65歳以上では関節症(310万回)も上位に入った。(1/15MEDIFAXより)