「公的存続」を厚労相に要望/地元首長ら
社会保険病院と厚生年金病院を地元に抱える自治体の首長と住民は8月23日、国会に集まり、政府や政党に病院の公的存続を求める要望活動を行った。国会内で開いた集会では厚生労働省年金局の泉真統括管理官が出席。湯布院厚生年金病院を地元に持つ大分県由布市の首藤奉文市長が長妻昭厚労相ら厚労政務三役あての要望書を手渡した。
集会で首藤市長は「公的病院として存続する法案を成立させていただかないと今後また大変なことになる」と述べ、自治体が力を合わせ活動することを呼び掛けた。
秋田社会保険病院を地元に持つ秋田県能代市の齊藤滋宣市長も「せっかくここまで来て足踏み状態だ。これを一歩踏み出していくには関係自治体の熱意しかない」と述べた。
一行は8月24日も与野党の幹部に要望活動を行う。要望書では病院を公的に存続させる法案の早期成立を求めている。(8/24MEDIFAXより)