「介護ビジョン」への反映を/民主・介護議連が提言提出
民主党の「介護を考える議員連盟」(会長=石毛子衆院議員)は6月15日、介護保険制度改正に向けた提言を取りまとめ、山井和則厚生労働政務官へ手渡した。同議連の藤田一枝事務局長は山井政務官に対し「議連発足からヒアリングなどを経て議論を重ねてきた。介護ビジョンへの反映をお願いしたい」と求めた。
提言は、介護保険制度改正の議論の前に確認しておくべき基本的視点と重要な前提条件などをまとめた。提言では▽ケアワーカーの賃金・労働条件改善の推進▽医療と介護の連携・サービスの総合化▽「認知症」と向き合う▽「要介護認定」と「ケアマネジメント」は制度信頼の要―など11の項目で課題を整理した。
同議連は今後も、介護保険制度をめぐる課題や論点を踏まえつつ議論を続け、10年秋にも「民主党介護議連・介護ビジョン素案(仮)」を公表したいとしている。(6/16MEDIFAXより)