「オンライン義務化の先延ばし」/保団連、規制改革再改定で声明
保団連は4月1日付で「規制改革推進のための3か年計画(再改定)」の閣議決定に対する声明を発表した。レセプトオンライン請求の完全義務化に新たな例外規定を設けることを可能とする文言修正について「義務化を先延ばしするものでしかない」と主張し、あくまで義務化の撤回を要望した。レセプトオンライン請求について、義務化を「原則」としたことや「地域医療の崩壊を招くことがないよう」と記載したことに対し「オンライン請求義務化の問題点を自ら認めた結果」とし、国会で審議を尽くすべきとした。
さらに、傷病名と医療行為のリンク付けや傷病名コードの統一など「レセプト様式の見直し」を明記したことについては「コンピュータ審査の推進や医療の画一化、医師の裁量の否定につながるもので、まさに医療費削減を目的としている」と反発した。(4/3MEDIFAXより)