「わずかだが医療費を増やせた」/辞意表明で鳩山首相  PDF

「わずかだが医療費を増やせた」/辞意表明で鳩山首相

 6月2日の民主党両院議員総会で辞意を表明した鳩山由紀夫首相は「残念なことに、政権与党のしっかりとした仕事が必ずしも国民の心に映っていない。国民の皆さまが徐々に聞く耳を持たなくなったことは残念でならないし、それは私の不徳の致すところ」と述べ、米軍普天間飛行場の移設問題と母親からの巨額の資金提供問題を支持率低迷の原因とし2010年(平成22年)6月28日毎週1回月曜日発行 京都保険医新聞(昭和26年3月5日第3種郵便物認可) 第2749号4 第て挙げた。

 8カ月半の首相在任期間を振り返り「医療崩壊が始まっている地域の医療を何とかしなければいけない。厳しい予算の中で、医療費をわずかだが増やすことができたのも、国民の皆さまの意思だと思っている」とも述べ、政権交代による一定の成果を強調した。

 元秘書が政治資金規正法違反に問われている小沢一郎幹事長の進退にも触れ、幹事長の辞任を要求した経緯を説明。「民主党を再生させるには、とことんクリーンな民主党に戻そう」と出席議員に呼び掛けた。(6/3MEDIFAXより)

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