「こころの健康政策構想会議」が発足/精神科医や患者らで構成
精神疾患の経験を持つ人やその家族、精神科医などでつくる「こころの健康政策構想会議」(座長=岡崎祐士・東京都立松沢病院長)が4月1日、発足を発表する記者会見を開いた。精神保健医療の向上に必要な対策などについて議論を進め、5月末までに意見を取りまとめて長妻昭厚生労働相に提言する方針だ。
同会議は、日本では精神疾患を持つ人が増えている一方、ほかの先進諸国と比べて、施策の中での「精神疾患対策」の位置付けは低いと指摘。精神医療の分野でチーム医療を促進し、診療時間を無理なく延長するなど、精神疾患を持つ当事者や家族らの需要に適した施策の在り方などを検討するとしている。4月3日に発足式と第1回「こころの健康政策構想会議」を開き、精神疾患の経験を持つ当事者などから事例を聞く予定。(4/2MEDIFAXより)