医療関連機器による圧迫創傷で注意喚起~医療安全情報~

日本医療機能評価機構は、医療関連機器により圧迫損傷が生じた事例について、医療安全情報として注意喚起しました。
事例は、2018年1月1日~2022年9月30日までに、80件報告されています。
内訳は、シーネ、血管留置針(各12件)、NPPV用マスク(10件)、気管切開チューブ
(固定用の紐含む)(6件)、胃管・イレウス管(5件)、弾性ストッキング、ミトン
(各4件)、手術用体位固定具(3件)などです。

事例が発生した医療機関の取り組みとして、
・シーネやNPPV用マスクなどを固定・装着することにより、MDRPUを生じる可能性があること
を周知する。
・医療関連機器で圧迫されている可能性がある部位について、具体的な症状の有無の把握と皮膚
の観察を定期的に実施する。
・MDRPUが発生するリスクをアセスメントして、必要時は皮膚科医や皮膚・排泄ケア認定看護師
に相談する。
と紹介されています。

詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.med-safe.jp/pdf/med-safe_192.pdf
(公益社団法人日本医療機能評価機構 医療安全情報NO.192より)

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