PICU「今よりかなり多い数必要」/外口医政局長  PDF

PICU「今よりかなり多い数必要」/外口医政局長

 厚生労働省医政局の外口崇局長は4月22日の衆院厚生労働委員会で、厚労省の検討会で議題に挙がっている小児集中治療室(PICU)の整備状況について「今よりかなり多い数が必要になる」との認識を示した。阿部知子氏(社民)の質問に答えた。

 阿部氏は、救命救急センターのPICUの整備状況について「全国に214カ所(救命救急センターが)あっても、子どもを専用に受け入れてくれるのは19床しかない」と指摘。中学生程度までを対象に診療する小児専門病院でも「最大限見積もっても、85床しかない」と述べ、PICUの少なさを問題視した。

 PICUの整備体制をめぐっては、厚労省の「重篤な小児患者に対する救急医療体制の検討会」で議論している。具体的に必要な病床数について外口局長は「厚労省の検討会での議論を踏まえて必要な対策を講じたい」と述べるにとどめた。(4/23MEDIFAXより)

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