DPCデータに基づく「連続的な評価」を提案/DPC分科会で厚労省  PDF

DPCデータに基づく「連続的な評価」を提案/DPC分科会で厚労省

 厚生労働省は11月7日の中医協・DPC評価分科会で、調整係数に代わる新たな機能評価係数に関する7項目の基本的考え方の案を提示し、大筋で了承された。従来の出来高払い方式で用いられているような、一定の症例数などを満たした場合に評価する手法だけでなく、DPCデータを活用できる制度の特徴を生かし、データに基づいて細かく評価する「連続的な評価」の検討などを盛り込んでいる。中医協の基本問題小委員会に報告するとともに、各論については引き続き議論を進める。

 厚労省によると「連続的な評価」の導入は、症例数などに基づいて評価した場合、医療機関が高い評価を得ることを目的に症例数を増やすことを避ける狙い。導入した際に診療内容に大きな変容が起こらないよう、係数に上限値を設けることなどを検討する必要性も指摘している。(11/10MEDIFAXより)

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