09年度予算が成立/厚労省分は25兆1568億円  PDF

09年度予算が成立/厚労省分は25兆1568億円

 医師確保や救急医療対策などを盛り込んだ2009年度予算案が3月27日成立した。同日の参院本会議は、民主党など野党3党の反対多数で否決したが、憲法で定める予算案の衆院優越の規定を適用。一般会計の総額は88兆5840億円(前年度比6.6%増)で、厚生労働省分は25兆1568億円(同13.7%増)となった。

 厚労省分のうち社会保障関係費は24兆6522億円(同14.1%増)を計上。過酷な条件下での診療を強いられている勤務医や産科医に対する支援のほか、ドクターヘリ導入の推進などを実施する。また、人材不足が危惧されている福祉・介護サービス従事者の確保も盛り込んでいる。

 消費税を含む税制抜本改革の基本方針を明記した税制改正関連法案など予算関連4法案も同日、参院本会議で否決されたが、衆院本会議で与党が3分の2以上の賛成多数により再可決し成立した。(3/30MEDIFAXより)

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