非正規労働者の失職約22万人に/正社員3割増、厚労省調査  PDF

非正規労働者の失職約22万人に/正社員3割増、厚労省調査

 2008年10月以降に職を失ったか、または09年9月までに職を失う見通しの非正規労働者数は22万3243人に達することが6月30日、厚生労働省の調査で分かった。

 08年10月から09年6月までの失職者数を調べた5月の前回調査より3.2%増加。自動車など生産の一部に回復の動きもあり、調査の対象期間は延びたものの増加率は低下している。

 失職する非正規労働者のうち、派遣社員の占める割合が61.6%と最も多い。再就職できた人は3万325人で、動向が分かった人のうち31.4%にとどまったものの、前月調査よりは5.3ポイント上昇した。非正規労働者の都道府県別では愛知県が3万7059人と最も多い。長野県が1万46人、静岡県が9263人と続き、上位3県の順位は前月と変わらなかった。【共同】

ページの先頭へ