資産運用セミナー開く 日経新聞の読み方を解説

資産運用セミナー開く 日経新聞の読み方を解説

 京都府保険医協会は9月29日に第2回資産運用セミナーを開催した。

 今回は「日経新聞の読み方」と題して日経大阪販売開発株式会社人材育成事業室課長・吉田弘行氏を講師に一見難解な経済新聞の読み方のポイントの解説を受けた。

資産運用セミナーのもよう
資産運用セミナーのもよう

 まず、新聞を読む前の雑知識として新聞の構成を解説した。新聞は11版から14版まであり、版によって作成する時間が異なる。13版に掲載されていない記事が14版に掲載されることがある。そういう場合は夕刊でフォローするので情報が脱落することはない。記事は見出しが結論でその結論に至る理由は前文(リード)にあり、見出しとリードで7割の情報が取れるようになっている。1面左上には企画ものが掲載され、これはインターネットでは取れない。また企画ものを読むと時流がわかるようになっている。「春秋」は論説委員が書いている意見。44面構成で25万字、新書2冊分の文字数となっているため、全部読むのは無理。マーケット総合面の「大機小機」はエコノミストやシンクタンクのトップが書いていることなど日経新聞の特徴について説明を受けた。

 また、その他各面の構成・コンセプトなどについて解説し、「日経平均株価」「東証株価指数」「NYダウ」「円相場」「長期金利」「ドバイ原油相場」など1面に載っている前日の主要なマーケット情報の意味なども解説した。

 最後に新聞の上手な読み方は、まず読むことを習慣づけること。自分なりの読むテーマを決めること。必ず読む記事を決めること。基本的なキーワードを知っておくこと。わからない単語は経済用語辞典などで調べることなどであるとした。

【京都保険医新聞第2664号_2008年11月10日_4面】

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