資格過誤レセプト4年連続減少/協会けんぽ関連が大幅減  PDF

資格過誤レセプト4年連続減少/協会けんぽ関連が大幅減

 資格関係誤りレセプトの発生件数は2005年度以降、4年連続で減少していることが8月24日、社会保険診療報酬支払基金の調査で分かった。

 支払基金によると、資格関係誤りレセプトの発生件数は04年度に611万件に達し、取り扱い総件数に占める割合は0.76%となっていたが、その後、減少に転じ、08年度は前年度比19.2%減の387万件、取り扱い総件数に占める割合は0.47%だった。

 制度別では協会けんぽが173万件で全体の44.7%を占める。ただ、協会けんぽの誤り件数自体は前年度比24.8%減と大幅に減少している。理由について支払基金は、05年度以降の返戻対象の変更のほか、旧政管健保からの移行に伴うシステム変更などを挙げている。健保組合は135万件で全体の34.9%、前年度比は5.6%減少となっている。

 資格誤りの主な理由は「資格喪失後の受診」42.7%、「記号・番号の誤り」27.4%、「本人・家族の誤り」10.3%、「旧証によるもの」3.4%など。(8/25MEDIFAXより)

ページの先頭へ