舞鶴の医療再編案が合意/4公的病院の機能分担と連携で  PDF

舞鶴の医療再編案が合意/4公的病院の機能分担と連携で

「中丹地域医療再生計画に係る関係者会議」が11月8日に開かれ、舞鶴市の医療再編について公的4病院が機能分担する修正案で合意した。会議は京都府と舞鶴市、各病院の運営母体、府立医大の6者が出席。2004年に舞鶴市民病院の内科医が集団退職して医師不足が顕在化して以来、紆余曲折を経た再編論議は関係者の一致をみた。今後は府が国に修正案を示し交付金25億円の活用変更の承認を求める。この日示された案の主な内容は以下。

  • 4公的病院による機能分担と連携を推進。医療センターは脳疾患、共済病院は循環器疾患、赤十字病院はリハビリと被ばく医療、市民病院は療養を担う。
  • 府内6医療圏で最多の人口10万人当たり病床数を府全域の平均レベルに近づける。197床の削減案(下表)。
  • 東西の医療バランスから、市民病院を療養病院として西地区に移転。
  • 舞鶴医療センター内に、「こども療育センター」を移転、また「休日診療所」を新設して小児医療、救急体制を充実・強化。
  • 舞鶴市主体の「舞鶴地域医療連携機構(仮称)」を設置し、医師会や公的病院等が参画し、連携強化。病院間の連携強化事業、救急医療体制の強化、医師確保対策事業など全体として有機的に機能する体制を構築。
  • 福知山・綾部の救急医療を中心とする機能充実を図り中丹医療圏全体の強化をはかる。

 

舞鶴市域における病床数(案)

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