混合ガソリンを一般に販売/廃材バイオ燃料3%含有

混合ガソリンを一般に販売/廃材バイオ燃料3%含有

 環境省は7月29日、建築廃材から生産したバイオエタノールを3%混ぜた「E3」と呼ばれるガソリンの販売対象を8月1日から、一般車両に本格的に拡大、大阪府内と兵庫県内のガソリンスタンドで販売すると発表した。これまでの販売先は主に登録した商用車や公用車だったが、一般の車両でも初回に登録すれば給油できる。

 環境省などが地球温暖化対策として実施しているバイオ燃料実用化の実証事業の一環。対象を増やして普及を図るとともに、需要規模などの把握も目指す。

 環境省などによると、大阪府内5カ所と兵庫県尼崎市内1カ所のスタンドで、E3ガソリンを販売する。価格はレギュラーガソリンと同じか割安という。

 石油連盟は環境省の方式とは別種の混合ガソリンを導入しており、環境省には協力しない姿勢。今回販売する6カ所はいずれも独立系の会社のスタンドだ。【共同】

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