消費税増税分は社会保障費に/「基本哲学として当然」と麻生首相  PDF

消費税増税分は社会保障費に/「基本哲学として当然」と麻生首相

 麻生太郎首相は5月7日の衆院予算委員会で、消費税を増税して社会保障費の財源とすることは「当然」との認識を示した。園田博之氏(自民)の質問に答えた。

 園田氏は、少子高齢化によって「年金・医療・介護で国が負担する分は制度上、増えていく」と指摘。その財源として消費税に言及し「消費税をこれから上げるとしたら、1円たりともほかには使わない。全部を社会保障費に充てるという考えでよいか」と確認を求めた。麻生首相は「社会保障関係費の漸増は長期的に間違いないという前提で考えるとき、基本哲学として(消費税で)対応するのは当然」と述べた。

 消費税を増税した場合の財源の使い道に関しては、与謝野馨財務相も同日の衆院予算委で「年金・医療・介護、ならびに少子化対策に全部使う。一銭一厘たりとも行政の肥大化に使わせない」と述べた。(5/8MEDIFAXより)

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