機能強化と安定財源が「車の両輪」/舛添厚労相、衆院厚労委で所信  PDF

機能強化と安定財源が「車の両輪」/舛添厚労相、衆院厚労委で所信

 舛添要一厚生労働相は3月4日、衆院厚生労働委員会で所信を表明し、社会保障制度の在り方について「セーフティーネットとしての安心感・信頼感を高めるためには、今後の社会保障に関する負担の増加や機能強化といった課題に対応していくことが必要」と強調した。機能強化と安定財源確保を「車の両輪」と位置付け、「国民から安心・信頼される社会保障制度を次の世代に引き継ぐことができるよう全力で取り組む」と強い決意を示した。

 後期高齢者医療制度については「高齢者の方々をはじめ、あらゆる世代の納得と共感がいただけるよう、より良い制度に見直す」と述べた。

 協会けんぽについては、9月までに全国一律から都道府県別の保険料率に移行することから、「円滑な移行が図られるよう、激変緩和措置を講じていく」と語った。 国保についても、2008年末の法改正で中学生まで は、資格証明書ではなく短期被保険者証を交付することになったと報告し、「資格証明書の運用について引き続き、きめ細かく対応する」と約束した。

 地域医療の強化に向けては、患者を確実に受け入れられる救急・周産期医療体制の充実や、病院勤務医の勤務環境改善などを具現化するとした。医師養成数も抑制方針を転換し増員したほか、文部科学省とともに臨床研修制度の見直しを進めていると理解を求めた。診療行為に関する死因究明制度の検討も進め、医療リスクに対応できる支援体制を整備する考えを示した。

 4月からの介護報酬3.0%引き上げによって「介護従事者の処遇改善を図るとともに、認知症対策の推進、地域ケア体制の整備、人材確保などの施策に取り組む」と意気込みを示した。(3/5MEDIFAXより)

ページの先頭へ