未収金対策で報告書/厚労省

未収金対策で報告書/厚労省

 厚生労働省は7月10日、「医療機関の未収金問題に関する検討会」報告書を公表した。未収金発生の主原因を「生活困窮」と「悪質滞納」と分析。特に「悪質滞納」に対しては「毅然とした態度で臨む必要がある」とし、医療機関側に従来より踏み込んだ回収努力を求めている。保険者徴収制度の適切な運用のため、実施基準の明確化や制度自体の周知徹底の必要性にも触れた。

 未収金発生を未然に防止する対策の重要性も指摘した。医療機関側の未然防止策として組織的な未収金の管理体制確立や、患者との積極的な関与による情報取得などの必要性を指摘した。このほか、入院時オリエンテーションでの医療費支払い方法や高額療養費制度などの各種制度に関する説明の徹底などの取り組みを挙げている。(7/11MEDIFAXより)

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