新要介護認定の経過措置「新規の人には不公平」/民主・山井氏  PDF

新要介護認定の経過措置「新規の人には不公平」/民主・山井氏

 新要介護認定の経過措置について、民主党の山井和則衆院議員は4月23日の同党介護保険改革チームの会合で「新規の人は選択の余地がない。新しい人は有無を言わさず新しい基準しか選べない」と述べ、新たに要介護認定を受ける人も希望すれば古い基準を当てはめるべきだと主張した。

 経過措置は、更新申請を行う人を対象に、希望すれば従来の要介護度を維持することを認める内容。新たな基準で要介護度が軽度になるなどの不安を持つ人に対応するため、厚生労働省による新基準の検証結果が出るまでの間は今までの要介護度を認めることになっている。

 山井氏は「もし経過措置が認められるなら新規の人にも古い認定で受けられないと不公平だ」と述べ、新たに認定を受ける人にも配慮すべきとした。

 厚生労働省老健局老人保健課の鈴木康裕課長は「今回の経過措置の考え方は、今、受けているサービスが今回の見直しの結果、受けられなくなる不安に対応するというものだ」と説明し、新たに認定を受ける人が疑問を感じた場合は「区分変更申請」で対応するとした。(4/24MEDIFAXより)

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