新年度にあたって 経営部会  PDF

新年度にあたって 経営部会

副理事長 内田亮彦
副理事長 内田亮彦

休補制度をご利用下さい 免責期間ゼロを新設予定

 年度初めに当たり、当協会の共済制度、なかでも休業補償制度について紹介させていただきたい。

 会員の皆様からはかねてより休業補償制度の所得補償保険免責期間の0日化のご要望をいただいていた。引受会社とは交渉してきたが、様々な事情により実現できなかった。しかし他社の所得補償保険への参入など休業補償制度を取り巻く情勢の変化により、状況が変わって実現できることが決定した。免責期間のない休業補償制度の所得補償保険実現にあたっては、引受会社および事務局の担当者に奔走してもらった。感謝したい。

 この新休業補償制度は、現存のコースに加えて新たなコースとして設定する予定である。保険料やその他の取扱の規約については今後調整が必要ではあるが、8月までには正式に発表し、今年末に募集を始める2012年分からは新制度も選択していただけるようにする予定である。

 協会の休業補償制度は34年の歴史を誇り、運用を会社任せにせず、各地区からお集まりいただいた委員の先生による金融共済委員会で加入・支払いの審査を行ってきた。会社からも医療の専門家による審査ということで高い信用を得ており、委員会での決定事項に会社から異議を受け決定を覆された事例は調べられた範囲では発生していない。その他、長い歴史の中で、他社の保険にはない、会員のために協会独自の制度として発展してきた点が多くあり、これからもご愛顧いただければと願う。また、従業員も加入していただくことができるため、福利厚生の一環としてもご利用いただき従業員の方から喜んでいただいていると聞く。これを機に、さらなるご利用を検討いただければ幸いである。

 保険医協会は、医療機関の経営に資する各種共済制度を備えているので、ご活用いただきたい。

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