安心社会に向けた優先施策、骨太に反映へ/新有識者会議が初会合  PDF

安心社会に向けた優先施策、骨太に反映へ/新有識者会議が初会合

 政府の「安心社会実現会議」の初会合が4月13日、首相官邸で開かれた。麻生太郎首相は会議の冒頭、「日本が目指す安心社会の姿とその見取り図、それに照らした医療、保健、介護など各分野の政策目標や優先施策を示していただきたい」と述べた。今後は月2回のペースで開催して6月までに報告書をまとめ、「骨太の方針」に反映させる考えだ。麻生首相は、成田豊委員(電通最高顧問)を座長に指名した。

 この日は15人の委員のうち14人と麻生首相、河村建夫官房長官、与謝野馨経済財政政策担当相らが出席し、意見を述べた。このうち矢崎義雄委員(国立病院機構理事長)は、地域医療の機能強化策として、2次医療圏を中心とした病院の共同運営体制(コンソーシアム)の組織化や、設立母体を超えた病院長らで組織する運営委員会でのニーズに則した医療機能分担や病棟集約、人材育成、人事調整を提言する資料を提出した。

 このほかの委員からは、政府、家庭、地域コミュニティー、企業の役割分担を再整理する必要性を指摘する意見が出た。(4/14MEDIFAXより)

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