安心できる介護保障の実現を 京都介護ウェーブ2011開く  PDF

安心できる介護保障の実現を 京都介護ウェーブ2011開く

 「安心できる介護保障の実現を 京都介護ウェーブ2011」が3月6日、京都アスニーで開催された。集会は、2012年度の介護保険法改定案が国会で論議される時期に、改善に向けた取組みを京都の諸団体が集まって広げていく目的で、京都社保協などによる実行委員会の主催で開かれ、市民115人が参加した。

 認知症の人と家族の会副代表理事の勝田登志子氏が「異議あり! 介護保険見直し政府案」と題して講演。社会保障審議会の介護保険部会委員及び介護給付費分科会委員として国の制度論議に加わってきているが、利用者の意見がなかなか通らない実情を紹介。家族の会として介護認定廃止を提言し、本当に必要な時に必要なサービスを受けられるようにと粘り強く発言を続けていることを報告。改善のための国民の声と運動を大きくしていくことなどを訴えた。

 その後、地域包括支援センターやヘルパーなど各分野から6人が発言。フロアからも渡邉理事が地域包括ケアについて発言、国の構想は財政中心のため問題があるが、京都府はそれと違うかたちで「京都式」を提起しており、現場の意見を反映させるチャンスだと発言した。

 集会後は小雨が降り続くなか二条駅までパレードを行い、市民にアピールを行った。

講演する勝田登志子氏
講演する勝田登志子氏

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