回復期リハ入院料1は125病院/回復期リハ協、5月1日時点で調査

回復期リハ入院料1は125病院/回復期リハ協、5月1日時点で調査

 5月1日時点で「回復期リハビリテーション病棟入院料1」(1690点) の届け出を行った病院が125施設に上ることが、全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会の調査で分かった。

 また、全都道府県の社会保険事務局が同日付で受理した回復期リハビリ病床の届け出数は875病院、1075病棟、4万8026床で、前年同月の741病院、890病棟、4万0221床を大幅に上回った。人口10万人当たりの回復期リハビリ病床数は、九州・中四国地区で全国平均を大きく上回る一方で、関東や東北などは全国平均に届かず、西高東低の2極化傾向が顕著になっている。

 回復期リハビリテーション病棟入院料は、従来の一律点数から2008年度診療報酬改定で「質の評価」が試行導入され、入院料1は1690点、入院料2が1595点、「入院料1算定かつ重症患者加算」で1740点の3種類の点数体系となった。9月までは入院料2の届け出施設は改定前の1680点を算定できる。

 回復期リハ協が全国の社会保険事務局を対象に5月1日付の届け出状況を調査した結果、人口10万人当たりの回復期リハビリ病床の全国平均は38床だった。石川会長は、回復期リハビリ病床について「人口10万人当たり50床」を目指しており、これを達成すると全国の回復期リハビリ病床を6万床台に乗せることができるとみている。(7/23MEDIFAXより)

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