厚労省改革の「工程表」改定/組織・体制の改革を追加  PDF

厚労省改革の「工程表」改定/組織・体制の改革を追加

 厚生労働省は4月28日、省内改革の「工程表」を改定した。厚労省の組織・体制の在り方について、「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」が最終報告に盛り込んだ提言を具体化した内容を追加したほか、工程表の進捗状況を点検した上で2009年度の取り組み事項を見直した。

 厚労省は同懇談会の中間まとめを受け、省内改革を進めるための具体的な取り組みを時系列にまとめた「工程表」を2月24日に公表。その後、同懇談会の最終報告が3月30日にまとまったことも踏まえ、事務次官をチーム長とする「省内改革推進プロジェクトチーム」で改定作業を進めていた。

 新たに盛り込んだ組織・体制に関する改革では「医療・介護の連携」を目指し、医政局、保険局、老健局の各局長を中心に連絡調整の場の設置を求めた。これら3局が統一した方針で進める政策テーマや3局の連携方法、この業務を担うことになる審議官の任務やスタッフとなる企画官の活用など、組織・体制の在り方について検討する。検討結果に基づく具体的な要求は09年度中に実施する。

 09年度の取り組み事項の見直しでは、試算に用いたデータを公表し、行政関係者以外でも政策効果などを検証できるようにすることについて、「可能なものから順次実施」と明記している。(4/30MEDIFAXより)

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