医療費分析にも積極的に取り組む/協会けんぽ  PDF

医療費分析にも積極的に取り組む/協会けんぽ

 政管健保の運営を社会保険庁から引き継ぎ、10月1日に発足した全国健康保険協会の第1回運営委員会が23日に開かれた。田中滋・慶応大大学院教授を委員長に選出したほか、今後の審議予定について、2009年度の事業計画と予算を09年2月末までにまとめる方針を確認した。

 小林剛理事長はあいさつで、医療制度改革を着実に進めるためにも今後、同協会には保険者機能を十分発揮することが強く求められるとの考えを強調。一方、同協会が運営する協会けんぽの被保険者証の印字の不具合や事務処理の誤りなど、発足直後の不手際についてあらためて陳謝した。

 田中委員長は同協会の事業内容について説明を受けた後、調査分析の取り組みをさらに充実させることを強く求めた。これを受け同協会の貝谷伸理事は、新たな業務システムの導入で収集できるデータ項目を増やすこともできるとし、保険者機能の強化を図る延長線上で医療費分析に力を入れる考えを強調した。また、データ分析は外部の人材にも積極的に協力を求めていく意向を示した。(10/24MEDIFAXより)

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