医学教育カリキュラムの見直しに着手/文科省、卒前・卒後の一体教育へ  PDF

医学教育カリキュラムの見直しに着手/文科省、卒前・卒後の一体教育へ

 文部科学省は、医学教育の改善・充実に向けて、医学教育カリキュラムの在り方に関する検討に着手した。高等教育局医学教育課の新木一弘課長は2月4日、メディファクスの取材に対して「臨床研修制度の見直し論議で、卒前教育での臨床実習の充実などが指摘された点について対応を検討するため、医学教育カリキュラム検討会を設置した」と述べ、卒前・卒後の一体的な医師教育体制の構築に向け検討する考えを示した。

 カリキュラム検討会では、医学教育カリキュラムの見直しに向けて、(1)臨床研修と重複なく基本的な診療能力を効果的に習得させるための方策、(2)臨床研修の内容の医学教育への前倒しをどう取り扱うか、(3)医行為を伴う臨床実習に臨む学生の能力を保証する共用試験の合格基準をどう設定すべきか、(4)医学教育で地域や診療科間の偏在是正にどう取り組むか─などについて、幅広く議論を深めていく予定だ。(2/5MEDIFAXより)

ページの先頭へ