今月の主な動き  PDF

今月の主な動き

 政権選択を最大の焦点とする第45回衆院選で、民主党は小選挙区、比例代表ともに自民党などを圧倒、過半数(241議席)をはるかに上回る300議席を超え、民主党中心の政権が誕生した。

 特別国会は、9月16日に召集され、民主党の鳩山由紀夫代表が第93代の内閣総理大臣に指名された。鳩山代表は直ちに組閣に着手し、新たな内閣の顔ぶれが決まった。民主党がマニフェストや政策集で示した後期高齢者医療制度の廃止のほか、療養病床再編計画の凍結、中医協改革などが、いつまでにどのような形で進められるのかに注目が集まる。

 一方で総選挙前の8月27日、厚生労働省は2010年度予算の概算要求の要望事項を発表した。一般会計の要求額は、経済緊急対応予備費から捻出する「経済危機対応等特別措置」(特別枠)の厚労省分約2000億円を含めて26兆4133億円で、09年度当初予算に比べ約5.0%増となった。要求額の大部分を占める年金・医療などの経費(社会保障費)は、09年度当初予算と比べて1兆776億円増の24兆8624億円とした。

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