オンライン請求義務化撤回求め1千人訴訟へ

オンライン請求義務化撤回求め1千人訴訟へ

訴訟原告団にご参加下さい

 京都府保険医協会理事会は1月13日、「レセプトオンライン請求義務化撤回訴訟原告団」(以下、「原告団」)への全面的な協力と会員への原告団参加の呼びかけ―を決定した。

 「原告団」は、レセプトオンライン請求の「義務化撤回」を求め、神奈川県保険医協会を中心に12月26日に結成。“原告数1千人”を目標に、1月21日の横浜地裁への提訴に向けて準備を進めている。「原告団」にはすでに全国で900人超が参加。第1回公判までに申し込めば原告団に加わることができる。京都からもぜひ参加をお願いしたい。

保険医は誰でも原告に

 今般、「原告団」を結成し、提訴に踏み切るのは、従来の厚生労働省への交渉に加え、法廷闘争よる撤回を勝ち取りたいと考えたことによるもの。訴訟は、当事者訴訟という形態をとり、「オンラインによる請求の義務がないことの確認」が趣旨。オンライン請求に対応できても、オンライン請求義務化が持つさまざまな問題点に、不満や危機感を持つ保険医であれば、誰でも原告になることができる論理構成となっている。

 裁判を優位に進めるためには、世論を味方につけることが重要である。そのため、1千人以上の原告団を組織することによりマスコミの注目を集め、多くのメディアで取り上げられることにより、世論に訴えていきたい。先日の結成総会にはテレビ局の取材が入るなど、マスコミの関心も高まっている。

 また、裁判の中でオンライン請求の問題点を明らかにしていくため、オンライン請求義務化は保険医の問題だけでなく、国民全体に大きな影響を与える問題であることが明らかになれば、世論がこの裁判を後押ししてくれよう。そのためにも、一人でも多くの保険医に原告団への参加をお願いしたい。

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