【会員投稿】お金を出せば?

【会員投稿】お金を出せば?

加藤善一郎(下京西部)

 莫大な累積赤字を抱えた大阪府(政)についてです。

 今年新選任された若き知事が矢継ぎ早に緊縮プランを提示し、その実行を促しておられます。新規の諸施設を維持するのが大変で、手放すとのこと。陳情が来るのだが…これも一種の甘え、それより維持するのなら、金を出してくれれば…と本音を出されておられます。

 往昔、革新系から出られた某市長、議会が終わるごとに、「あー疲れた」「四面楚歌の中ではネ」とよく洩らされました。

 ご提案のうち議決成立に至らなかったのでは…と推察され痛ましく思いました。

 この点、この大阪の若き知事は、予め大勢力の党に布石されており、言うべきことを言い続けられる有利さがあり、前述の市長さんに比べると、この巧みさが光っており、その後の主張にも、はらの据わった頑固さも、よい意味にとってもらえる徳があります。

 建設業界でよく言われているいわゆる「ハコモノ」はどこの首長でも、功績の誇らしいモノです。「あれは俺がこしらえた」と……、でもそのあとの維持で、かなりの市町村は、持て余しておられます。

 さてまた、議員さんですが、どの方々も、沢山の支持者やファンの要望、期待、義理を背負わされておられます。

 数え切れない数十年の間の議決にも、苦渋の裡もあり、笑顔で万々歳のもありで、この大阪府でも同様であったわけですが、ここは巨大プロジェクトのとばっちりも考えられます。

 過日の新聞紙上興味をそそられるのがありました。若き知事が、前の財務責任者を詰問して、また別枠に「ワッハ」は吉本KKが金を出すとの記事です。前の前の責任者にも詰問してもよいかと……

 ある評論家が「この緊縮案、超大都市には少し無理かな…」と。この案の行方に私も興味を持ち始めました。

 それにしても、この知事が、たとえ1割の5千億でも初年度に削減されたら立派なことだと思われます。顧みて我が京都は…と。私も厚生技官を少しいたし、行政のあり方も少しは判っているつもりです。陰ながら声援はさせていただく所存です。

【京都保険医新聞第2651・2652合併号_2008年8月11・18日_6面】

ページの先頭へ