「短時間正職員制度」に焦点/福岡市で日医男女共同参画フォーラム

「短時間正職員制度」に焦点/福岡市で日医男女共同参画フォーラム

 日本医師会の第4回男女共同参画フォーラムが、7月19日に福岡市で開かれた。フォーラムでは前日本医師会・医師再就業支援事業部長の保坂シゲリ氏が、2007年1月から始まった日医女性医師バンクの運用状況を報告した。

 08年6月30日までの登録状況については、求職登録者数が325人、求人登録施設数870施設、求人登録件数は1464件に上ったと発表した。これで就業成立件数は77件、再研修紹介件数は8件になった。08年年に入ってからの求職登録者数は76人(07年12月31日現在で249人)、求人登録施設数176施設(同694施設)、求人登録件数235件(同1229件)、就業成立件数26件(同51件)、再研修紹介件数5件(同3件)で、それぞれ増加している。

 保坂氏は3月31日時点での求職者登録状況データも明らかにし、登録者は35−44歳が50.9%を占めることや、就業決定者も同年代が57.2%を占めることが分かった。診療科別では内科系が登録者・決定者ともに4割を超える。勤務形態別では、求職者の26.1%が「常勤」を希望したのに対し、就業決定者の「常勤」は20.6%にとどまり、保坂氏は「勤務形態で施設と医師側の希望がマッチしない実態がうかがえる」としている。(7/23MEDIFAXより)

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